杉工場

お知らせ

ロゴタイプ、ホームページリニューアルについて

 

杉工場のロゴタイプ、ホームページが新しくなりました。

 

 

ロゴタイプ、及びコーポレートフォントの制作はグラフィックデザイナーの長尾周平さん。
これまでに杉工場のデスクカタログや、Circle及びFamiliaのリーフレット、展覧会のDMなどを制作していただいています。

制作をお願いしたのは今から4年ほど前で、出会って間もない長尾さんに「ロゴマークを作って欲しい」と唐突にお願いしたのが始まりです。
どんなロゴマークが出来るのかとあれこれ想像していましたが、長尾さんの提案はそういった絵(マーク)ではなく、文字(コーポレートフォント)でした。

 

 

杉工場が一番大切にしている「永く使える」家具をつくるということ。
派手な装飾が付いているわけではなく、
地味かもしれないけど作りがしっかりしていて、10年20年経っても飽きが来ないもの。
そういった杉工場の姿勢を表現するため、同じように「永く使える」ビジュアルを作りたかったと長尾さんは話します。

それをロゴマークで表現するのは難しく、自分たちの姿勢や行為、発信する言葉で徐々に示していくのが一番の手段であるという思いから、
専用書体で杉工場のビジュアルアイデンティティを表現することに決めたそうです。

100年経っても使われ続けるような、家具に負けないくらい強度のあるものにしたいと考えてのことでした。

 

 

和文のオリジナル書体を作るというのは気が遠くなるほど大変な作業で、想像以上の苦労があったと思います。
「誰とでも出来る仕事じゃない」と言う書体作りに挑んでくださったことに、深く感謝しています。

現在はホームページのロゴとメニューが杉工場書体となっています。
これから少しずつ増える予定なので、是非見つけてみてください。

この文字をもとに、デザイナーの三迫太郎さんへホームページのリニューアルをお願いしました。

 

 

Web Direction: Taro Misako
AD: Taro Misako
D: 福田奈実
Coding + System: 下村晋一,中島彩(5ive)
Font: 長尾周平

デザインは三迫太郎さん、福田奈美さん。システムは5iveの下村晋一さん & 中島彩さん。
余計な演出や装飾を使わず、杉工場のカタログがそのままホームページになったような、文字と余白のバランスが美しいデザインとなりました。

デザインはシンプルながら、システム…主に通販ページは家具メーカーならではの複雑な仕様になっています。
5iveの下村さん・中島さんとは何度もやり取りをしながら、こちらの要望を細かく細かく入れてもらい、杉工場らしいシステムを組んでいただきました。

要望によって変わってくるデザインを三迫さん・福田さんに整えてもらいつつ、見やすく実用性も高いホームページとなっています。
こちらも杉工場書体同様、飽きの来ないホームページとなりそうです。
皆さまぜひご愛顧くださいませ。

 

 

 

ロゴ・ホームページが出来上がるまでを辿ってみましたが、
長尾さんが杉工場書体に込めた思いに触れ、文字に恥じない家具を作らなければならないと改めて感じています。
三迫さん・5iveさんに作っていただいたホームページは、言わば発表の場。
まだまだ足りないことばかりですが、永く使える、美しい家具を発表できるように精進します。

 

                                      2020.06 杉工場